投資の世界には「損小利大」と言う言葉があります。
意外と誤解されているのは、これの本質です。
この言葉はそのまま想像で理解すると、
「ロスカットは浅目に利確ポイントは深めに」
と判断されがちです。
しかし本質は少し違います。
「利確ポイントを深くとる」それはそうなのですが、それはつまりどういうことかと言うと・・・
FXはエントリーした瞬間は全ての人が含み損を抱えます。スプレッドがあるから当然です。つまり含み損がある所からスタートするわけです。
その後、しばらく持っているとそのまま含み損が膨らんでいく場合と程なくしてプラ転する場合の2パターンに分かれます。と言うかその2パターンしかありません。
この段階では。
さて、この先のパターンはそれぞれ2パターンに分かれるので全部で4パターンになりますね。
1.マイナスから更に含み損が膨らみ、その後プラ転
2.マイナスから更に含み損が膨らみ止まると思いきや更に一段マイナス
3.プラ転後再度マイナスに転じる
4.プラ転後更に利幅が伸びる
この4パターンです。
このうち4に関しては、「損小利大」を意識している人はホールドできている人が多いと思います。特に不安もないですから一番簡単です。ストップロスを置いたり、トレーリングしたり。
1もカンタンですね。やっとプラ転したら、さぁこっから利益を伸ばすぞといってとりあえずホールドしている事でしょう。
さてここからです。
3の場合。
プラ転後マイナスに転じる時、建値決済してる人いませんか?上記の4つを見ると分かりますが、プラ転後そのまま利幅が伸びるのは1/4の確率です。せっかくプラ転した後、マイナスになっただけで建値決済をしていたら、勝率は1/4になってしまいます。
損小利大の「利大」は利益を伸ばすことではありますが、チャートは上下にゆれながら進んでいきます。マイナスからスタートしてプラスに転じた後再度マイナスに転じる確率は3/4です。この3/4のうちホールドすべきだと断言できるのはパターン3です。これをホールドするだけで利確のチャンスは2/4つまり1/2になります。
そしてさいごに
2のパターンの場合。
これをホールドできるかどうかはすべてレバレッジ管理にかかっています。
lotを調整し、資金管理を徹底し続ける事で2のパターンもかなりの確率で利確に持って行く事が出来ます。
つまり、資金管理と建値決済廃止で3/4の勝率になるのです。
これが損小利大の本質です。
そしてこれを実現させるためには1つだけルールを守る必要があります。
それは、パターン2の場合。無限にホールドし続けると決めてしまった場合、いつかすべてを失うリスクが少なからず残ってしまいます。
この底の無いバケツ状態では安心してトレードを続ける事は出来ません。
このパターン2にだけ追加ルールが必要です。
これについては次回、掲載します。
子供にも資産運用の大切さを教える事で、将来豊かに暮らせる知識を持たせたいですよね。学校では絶対に教えてくれないお金の事。
我が子に教える時、一番最初に触れるのに最適なのがこのLINE証券。